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野球肘の原因と解消法を詳しく解説!バッティングは続けてもいい?

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  • 日付2020.11.03
  • 更新2022.08.09

野球肘とは、野球の投球動作によって肘を痛めるスポーツ障害の総称です。
特に成長期の子供が発症しやすく、小学生の野球経験者では20%もの発症率となっています。
当記事では、野球肘の症状や原因・セルフマッサージやストレッチなどの家でできる対処法を紹介します。
野球肘でもできるトレーニングなどもありますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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野球肘の症状をチェック!


野球肘は、投球過多やオーバーユースによって肘に痛みが出るスポーツ障害です。
投球時や投球後に痛みを感じたり、肘の伸びや曲がりが悪くなったりするほか、肘が急に動かせなくなることもあります(ロッキング症状)。
特に、10~16歳の成長期の投手に多く発生し、慢性化しやすいため痛みや違和感を感じたら早急に対処することが重要になります。

バッティング時に痛いかどうかで重症度がわかる

軽度の野球肘では、バッティングで痛みを感じることはほとんどありません。
そのため、投球練習は控えなければいけませんが、バッティングなどを主体に野球の練習を継続するということは可能です。

しかし、野球肘が重症化してくるとバッティング練習でも痛みが出るようになります。
その場合はバッティング練習も中止し、野球肘の治療に集中して、症状の改善に取り組みましょう。
野球の練習は、ランニングなど手を使わないメニューであれば実施が可能なので、無理のない範囲で行いましょう。

野球肘の原因


野球肘は、何度も繰り返しボールを投げる動作によって肘に過剰な負担がかかり、骨や靱帯などに損傷が起こることで発症します。
痛む部位によって大きく2種類に分けられます。

肘の外側が痛む場合

投球時に肘の外側の骨同士がぶつかることで骨や軟骨が欠けたり折れたりすることが原因となります(外側型野球肘)。
子供の野球肘に多いのがこの外側型野球肘です。
成長途中の子供の骨は軟骨成分が多く、大人と比べると投球による損傷が起こりやすいといえます。

肘の内側が痛む場合

肘の内側にある靱帯や腱・軟骨などに損傷が起こっていることが原因と考えられ、スポーツ選手に多い症状です(内側型野球肘)。
また、投球フォームの悪さや肩・股関節の固さなども発症の要因となります。
下半身の筋力不足で手投げになってしまったり、関節の動きが悪さから体の使い方に無理が生じてしまったりすることが、肘の痛みにつながります。
筋力強化やストレッチを行い、負担の少ない投球フォームを身につけることも重要です。

大人の場合

骨が成熟している大人は、子供と比べると野球肘は起こりにくくなります。
発症する場合は、骨ではなく靱帯の損傷による野球肘が多いです。
痛みはなくても、投球時に思ったように投げられない、抜ける感じがあるなどの違和感があり、検査をしてみると野球肘だったということもあります。
肘の違和感が気になるようであれば早めに対処し、改善が見られなければ受診を検討しましょう。

野球肘の治療法は?


野球肘を発症した場合は、投球を中止して肘を安静にすることが最も重要で、ごく軽度の場合は、投球後のアイシングも効果的です。
しかし、痛みをこらえて投球を続けると症状の悪化につながるため、痛みが続く場合は、触診やエコー検査・レントゲン検査で患部の状態を確認します。
骨変化が認められる場合は、3ヶ月以上の投球中止や、重症であれば手術での治療が必要になることもあります。

リハビリメニューのご紹介

野球肘のリハビリには、ストレッチと筋力アップが不可欠です。
関節の可動域を正常に戻し筋肉の柔軟性を上げて強化していくことで、症状の改善・再発防止になります。
一般的なリハビリメニューの流れを見ていきましょう。

まずは、原因となった投球フォームのチェックや関節・筋肉の動きの状態を確認していきます。
野球歴やポジションによっても症状に違いがあるため、できるだけ詳しく伝えてください。

その後、トレーニングに入っていきます。
最初に、腕の筋肉の張りや固さをとって緊張を緩め、次に肩や肘を中心とした筋力トレーニングを行います。
投球は全身運動なので、必要であれば下半身や体幹などの筋力アップも行います。
状態に合わせて徐々に負荷を上げていき、回復が認められればシャドーピッチング・投球練習へと進んでいきます。

効果的な湿布の使い方

野球肘の痛みに悩む場合に、湿布を貼る方は多いと思いますが、湿布に症状を改善する効果はありません。
なぜなら、湿布は一時的な痛みの緩和を目的としているからです。
そのため、湿布の効果がなくなると痛みは再発します。
湿布はあくまでも応急処置として活用だけで、フォームの改善やマッサージ・ストレッチなどで痛みの原因をなくしていきましょう。

投球禁止期間は?

レントゲンなどで野球肘による骨変化が認められる場合は、3ヶ月以上の投球中止が必要になります。
すでに骨に変化をきたしている場合は最低でも1年〜長い場合は3年程度のフォローアップが必要となります。
無理をして悪化させると長期の戦線離脱が余儀なくされてしまうので、軽度のうちに対処して重症化を防ぎましょう。

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早く治したい痛みがある方は、ぜひ一度たけだ整骨院にご相談ください。

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まとめ

野球肘は、初期のうちはセルフケアでも改善します。
オーバーワークや投球フォームの崩れに注意して、万が一痛みや違和感を感じた場合は早めのケアを行いましょう。
野球肘の症状が悪化した場合やセルフケアでは不安な場合は、お気軽にたけだ整骨院をお尋ねください。
国家資格をもつ治療スタッフによる的確な治療で痛みを取り除き、安心して野球ができる日々を取り戻しましょう。