【妊婦さん必見】妊娠中の腰痛!改善方法や原因、危険なケースまで詳しく解説
- 2022.11.29
- 2022.12.06
妊娠中は腰痛になりやすいため、悩まされる妊婦さんは少なくありません。
「出産するまで我慢するしかないの?」「腰痛は放置しても大丈夫?」など、疑問や不安を抱えている方もいるでしょう。
そこで本記事では、つらい腰痛が緩和できるように、妊婦さんにおすすめの腰痛改善方法を紹介します。
さらに、腰痛が起こる原因から危険な腰痛の特徴まで、妊婦さんに知っておいてほしい腰痛のあれこれをまとめました。
ぜひ最後までチェックしてみてください。
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妊婦の腰痛とは?いつからどんな痛み?
妊娠すると女性の体は変化するため、さまざまな症状があらわれます。
その代表ともいえるのが腰痛です。
妊婦さんはいつから腰痛を感じるようになるのでしょう?
「妊娠超初期から初期」「妊娠中期」「妊娠後期」に分けて、それぞれに起こりやすい腰痛の特徴を解説します。
妊娠超初期から初期
生理予定日〜妊娠3週目にあたる妊娠超初期は、受精卵が子宮内膜に着床する時期です。
卵巣ホルモンの一種「リラキシン」の分泌量が増えることで、腰周りのじん帯や関節がゆるみ、腰に負担がかかります。
すると、腰が重くだるい痛みを伴う可能性がでてきます。
ただし、妊娠超初期から腰痛を訴える方は、そう多くありません。
妊娠4週〜妊娠15週までの妊娠初期に入ると、リラキシンとともに女性ホルモンの一種「プロゲステロン」の分泌量も増えます。
妊娠超初期と同じく、骨盤の関節がゆるむため、生理痛に似たような鈍い痛みを感じるでしょう。
この時期から、腰痛に悩まされる人が徐々に増え始めます。
妊娠中期
妊娠中期の腰痛はどんな痛みなのでしょう?
妊娠16〜27週までの妊娠中期になると、赤ちゃんの成長に伴い、お腹が大きくなります。
重心が前にかかるため、バランスをとろうとして、自然に背中を反らそうとします。
すると、腰に負担がかかり、腰痛が起きやすくなると言われています。
妊娠中期はホルモンの作用や運動不足による筋力の低下などが影響し、腰痛が悪化しやすい時期です。
鈍かった痛みがより強く感じられ、つらい腰痛に悩まされる妊婦さんは少なくありません。
妊娠後期
妊娠28〜40週までの妊娠後期になると、お腹はますます大きくなります。
反り腰はさらにひどくなり、腰への負担が増すため、多くの妊婦さんが腰痛に悩まされます。
重い生理痛を抱えているような状態に陥る人も少なくありません。
また妊娠後期は、大きくなった子宮が骨盤内の血管を圧迫し、血行不良が起きやすくなります。
動きにくい時期でもあるため、運動不足も加われば血行が悪くなり、腰痛を悪化させてしまいます。
妊婦の腰痛の原因は?
妊婦さんが抱えやすい腰痛の主な原因は、ホルモンの作用によるものです。
妊娠すると体は「リラキシン」という卵巣ホルモンを分泌します。
リラキシンには腰周りのじん帯や関節をゆるめる作用があるため、分泌量を増やして骨盤を開きやすくします。
しかし、じん帯や関節がゆるんだことで、これらを支える筋肉は緊張状態です。
筋肉はかたくなり、腰にかかる負担を増加させてしまうでしょう。
さらに、筋肉がかたくなると血管が圧迫されるので、血行不良を招きます。
疲労物質が排出されず蓄積すれば炎症が起き、腰痛を悪化させてしまう可能性があります。
妊婦の腰痛改善!7つの対策をご紹介
妊婦さんが無理なくできる、腰痛改善につながる対策を紹介します。
おすすめの対策は、以下の7つです。
- 座るときはクッションなどを使って腰を保護
- 寝起きは両手で体を支える
- 反り腰にならないように立つ
- 骨盤ベルトなどを使用して腰痛を緩和
- 適度に運動する
- クッションなどを利用して横向きで寝る
- 湯船やホッカイロを使って血流をよくす
ポイントや注意点を含めながら詳しく解説するので、腰痛でお困りの妊婦さんはぜひチェックしてみてください。
座るときはクッションなどを使って腰を保護
妊婦さんが座るときは、仙骨を立てることを意識しましょう。
仙骨とは骨盤の中心にある骨で、背骨の土台として上半身と下半身をつないでいます。
仙骨を意識した座り方をすることで、反り腰になるのを防ぎ、腰への負担を軽減できます。
また、椅子に座るときは、背もたれと腰の間にクッションを入れましょう。
隙間がなくなり体をゆだねられるので、背筋を伸ばした状態を保ちやすくなります。
腰にかかる負担が少なくすむので、腰痛の緩和につながります。
寝起きは両手で体を支える
寝ている状態から起き上がる際は、横向きになり、両手をついて体を支えながら起きるようにしましょう。
お腹が大きくなるにつれ、体への負担は大きくなるものです。
仰向けの状態から起き上がろうとすれば、お腹の重みが腰にダイレクトに伝わり、腰痛を悪化させてしまいます。
腰に負担がかからないよう、両手をついてゆっくり立ち上がることを意識してください。
寝起きの際にパートナーがいるときは、手を貸してもらうのもよいでしょう。
反り腰にならないように立つ
お腹が大きくなると体の重心が前に移動するため、腰を反ってバランスを保とうとします。
反り腰は腰に大きな負担をかけるので、腰痛を引き起こしたり悪化させたりする原因です。
立つときは背筋を伸ばし、反り腰にならないよう注意しましょう。
また歩くときは、お腹をつき出さないようにするのがポイントです。
腰から前に移動するイメージで歩くと、反り腰になるのを防げます。
骨盤ベルトなどを使用して腰痛を緩和
腰痛緩和として骨盤ベルトを使うのも有効です。
骨盤がゆるみ過ぎるのを防いだり、骨盤の開きやズレを矯正したりする効果があります。
骨盤ベルトは腰周りをしっかりサポートしてくれるので、腰への負担を軽減できます。
骨盤ベルトは形や素材など種類豊富にあるので、自分に合うモノを選びましょう。
助産師や看護師に選び方のコツを聞いてみるのもおすすめです。
適度に運動する
体調がよいときは適度に運動するようにしましょう。
妊娠中はつわりがあったり、お腹が大きくなったりすることで、運動量が少なくなる傾向にあります。
運動不足は血行不良を引き起こし、腰痛を悪化させるため、体を動かして血行を促進しましょう。
妊婦さんの場合、激しい運動はできないので、ウォーキング・ストレッチ・ヨガなどがおすすめです。
リラックスした状態で体を動かせば、気分のリフレッシュにもつながります。
クッションなどを利用して横向きで寝る
仰向けになるとお腹の重みが腰にのしかかるため、大きな負担がかかります。
就寝する際は横向き姿勢を意識しましょう。
なかなか寝付けないというときは「シムス位」という寝方を試すのがおすすめです。
シムス位とは、仰向けと横向けの中間くらいの寝姿勢で、妊婦さんでも安眠できるといわれています。
クッションや抱き枕などを利用すると、シムス位を作りやすくなります。
湯船やホッカイロを使って血流をよくする
妊娠中は運動不足やお腹の圧迫などにより、血行不良になりやすいものです。
血行不良は筋肉の緊張状態や炎症を引き起こし、腰の痛みにつながります。
体を温めて血流をよくすることは腰痛改善に有効です。
湯船につかったり、ホッカイロを使ったりすると血流がよくなります。
使い捨てカイロは腰をピンポイントで温められるので、持っておくと便利です。
妊婦の腰痛に湿布は効く?使用する際は注意が必要!
妊娠中は湿布の使用に注意が必要です。
湿布には「非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)」という痛みを抑える成分が含まれており、体内の赤ちゃんに影響が及ぶ恐れがあるのです。
実際に、非ステロイド性抗炎症薬が含まれている湿布を妊婦さんが使用したところ、赤ちゃんの血管を収縮した事例がいくつか報告されています。
ドラッグストアでも購入できる手軽さから、安全性が高いと思われるかもしれません。
しかし、湿布を使用したい場合は、必ず医師に相談するようにしましょう。
主な非ステロイド性抗炎症薬には、以下の成分があります。
- アスピリン
- アセチルサリチル酸
- ロキソプロフェンナトリウム
- ジクロフェナクナトリウム
- ケトプロフェン
- インドメタシン
- イブプロフェン
- フェルビナク
左側だけ痛いケースも!?妊婦の腰痛のなぜ
腰痛が左だけにあらわれるケースもあります。
可能性として考えられる原因には「内臓の機能低下」があげられます。
体の左側には胃や膵臓、脾臓などさまざまな臓器が存在し、食べ過ぎや過度なストレスなど臓器に負担がかかると腰痛を引き起こす可能性があります。
妊婦さんは出産への不安やホルモンバランスの乱れなどにより、ストレスをかかえることは少なくありません。
ストレスは胃に負担がかかるため、腰の左側だけに痛みが出やすくなります。
腰痛持ちの妊婦は坐骨神経痛になりやすい!?その理由は?
坐骨神経痛とは、お尻から下肢にかけて痛みやしびれといった症状があらわれる神経痛の一種です。
腰痛が悪化した結果、坐骨神経痛へと発展するケースがほとんどと言われています。
そのため、腰痛持ちの妊婦さんは、坐骨神経痛になりやすい傾向にあります。
特に、妊娠後期は、大きなお腹を支えようと腰に大きな負担がかかるため、坐骨神経痛になりやすいです。
お尻が痛い、お尻から足先にかけてピリピリとした痛みがある、などの症状が見られる場合は、坐骨神経痛である可能性が高いでしょう。
妊婦の坐骨神経痛の緩和方法
坐骨神経痛による腰痛は、以下3つの緩和方法がおすすめです。
- 体を温める
- 良い姿勢を心がけて適度に歩く
- マタニティマッサージやストレッチを行う
体への負担が少ないため、妊婦さんも取り入れやすい緩和方法です。
坐骨神経痛に悩まされている方は、ぜひチェックしてみてください。
体を温める
妊娠中は運動不足により、血流が悪くなる傾向にあります。
血行不良は疲労物質を蓄積し、腰痛を引き起こす原因になるため、血行を促進することが大切です。
そのために、体を温めることは有効であり、坐骨神経痛による痛みを緩和する効果が期待できます。
湯船に浸かったり、カイロを使用したり、生活のなかでできることを取り入れてみましょう。
同時に、厚手の肌着や腹巻を使用するなど、体を冷やさない工夫も必要です。
良い姿勢を心がけて適度に歩く
お腹が大きくなると、腰を反った姿勢がラクに感じるものです。
しかし、腰に大きな負担がかかるため、痛みを悪化させてしまいます。
腰が反らないように背筋をまっすぐにし、腰への負担を軽減しましょう。
加えて、運動不足にならないよう、適度に歩くことも大切です。
生活のなかにウォーキングの習慣を取り入れてみましょう。
マタニティマッサージやストレッチを行う
マタニティマッサージやストレッチには筋肉のコリをほぐし、血行をよくする効果があります。
骨盤周りのかたまった筋肉がほぐれ、血流が促進されれば、坐骨神経痛の緩和につながるでしょう。
また、気分をリフレッシュしたいときにもおすすめです。
ただし、妊娠初期は胎盤が完成していないため、マッサージには適さない時期です。
安定期に入ってから、無理のない範囲で行うようにしましょう。
激痛の腰痛は危険!妊娠中期の腰痛は切迫流産の可能性も!
妊娠中期になると胎盤が完成するため、初期よりも安定します。
しかし、リスクがないわけではありません。
特に、激痛を伴う腰痛は、流産の一歩手前の状態である切迫早産の可能性があります。
切迫早産は子宮の収縮や出血などにより、腰に激しい痛みを伴います。
適切な処置を受けることで流産を防げる可能性があるため、速やかに受診するようにしましょう。
腰痛がひどい妊婦さんはたけだ整体院にご相談ください
腰痛がひどいときは、セルフケアでは改善できない可能性があります。
場合によっては、症状を悪化させてしまう恐れも。
そこでおすすめなのが、マタニティ整体です。
妊婦さんの体を知り尽くした整体師によって歪みを整えられるので、腰痛を緩和できます。
たけだ整体院は、確かな技術と経験をもつマタニティ整体です。
赤ちゃんに負担をかけずにお母さんの体の悩みを改善するので、お気軽にご相談ください。
助産師が施術メニューを監修
たけだ整骨院の施術メニューは助産師が監修したものです。
助産師は妊婦さんの体を知り尽くしているため、安全性と効果を兼ね揃えた施術メニューとなっています。
また、不安や疑問などがあるときは、助産師に相談できるところも特徴の一つです。
プロから直接アドバイスがもらえるので、妊婦さんにとって心強い存在となるでしょう。
国家資格取得者が施術
施術するのは国家資格取得者です。
妊婦さんの体はデリケートで力加減などが難しく、より注意を払いながら施術しなければいけません。
豊富な知識と経験をもつ国家資格取得者が施術することで、適切な治療が可能です。
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まとめ
腰痛に悩まされる妊婦さんは多いものの、何も対処できないわけではありません。
妊婦さんができる腰痛改善のための対策を実践することで、痛み軽減につなげられます。
また、ひどい腰痛に悩まされている妊婦さんには、マタニティ整体がおすすめです。
赤ちゃんに負担をかけずに施術します。
助産師が監修した施術メニューを受けられるので、腰痛でお困りの方はご相談ください。