妊娠初期の腰痛 | その原因と対処法を詳しく解説!危険な腰痛もある?
- 2022.12.06
- 2022.12.06
「妊娠初期に腰が痛くなるのはなぜ?」
「腰痛を和らげる方法を知りたい!」
腰痛は多くの妊婦さんが抱える体の不調の代表格ともいえますが、原因や対処法まで知っている方は多くないでしょう。
なかには、赤ちゃんへの影響を心配している方もいるかもしれません。
そこで本記事では、妊娠初期に現れる腰痛の原因と、その対処法について解説します。
場合によっては、すぐに受診すべき危険な腰痛もあります。腰痛に悩まされている妊婦さんは、ぜひ参考にしてみてください。
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妊娠初期に腰痛が起こるのはなぜ?
妊娠初期は、体にさまざまな変化が現れます。
初期症状として特に多いのが腰痛です。
ズキズキという痛みよりは、生理痛に似たような腰がずーんと重くなる感じを訴える妊婦さんが多いようです。
「妊娠初期はまだお腹が目立たない時期なのに、なぜ腰に痛みを感じるの?」と疑問に感じる方は多いでしょう。
考えられる原因には、以下3つが挙げられます。
- 妊娠によるホルモンバランスの影響
- 同じ姿勢をとってしまう
- 体の冷え
それぞれ詳しく解説しますので、腰痛を引き起こす原因をしっかり押さえておきましょう。
妊娠によるホルモンバランスの影響
妊娠すると体は出産準備をするために、卵巣ホルモンの一種「リラキシン」を分泌します。
リラキシンには腰周りのじん帯や関節を緩める作用があるため、多量に分泌することで、骨盤が開きやすくします。
じん帯や関節が緩み出すと、これらを支えるために腰周りの筋肉が緊張状態になります。
そのため、腰に大きな負担がかかり、痛みにつながるというわけです。
リラキシンは生理前や、妊娠初期~産後3日まで分泌するホルモンといわれています。
そのため、生理開始予定日頃から腰痛に悩まされる人も少なくありません。
同じ姿勢をとってしまう
つわりで思うように動けなくなると、楽な姿勢で過ごすことが多くなるでしょう。
しかし、長時間同じ姿勢が続けば筋肉や関節がかたくなり、腰痛を引き起こす原因になります。
たとえ、つわりがない人の場合でも、長時間のデスクワークや立ち仕事は腰に負担をかけてしまい、腰痛につながるため注意が必要です。
ホルモンバランスの影響により、すでに腰痛を抱えている人の場合は、同じ姿勢をとることで症状を悪化させてしまう恐れがあります。
また妊娠したことで、お腹をかばったり腰を反らしたりするなど、無意識に同じ姿勢をとっているケースも少なくありません。
体の冷え
妊娠中は暑さを感じることが多いですが、実は体が冷えやすい時期でもあるのです。
原因としては、ストレスや自律神経の乱れ・運動不足・筋肉量の低下などが挙げられます。
体が冷えると血行不良になり、筋肉を動かすときに発生する疲労物質が排出されなくなります。
停滞すれば疲労物質が蓄積してしまい、筋肉の緊張状態を招いたり炎症を起こしたりすることで腰痛につながるのです。
危険な妊娠初期の腰痛も | 歩けないくらい痛い?どんな痛み?
妊娠初期の腰痛は、比較的多くの妊婦さんが経験します。
しかし、なかには危険な腰痛があることも知っておくべきです。
例えば、右側にだけ激痛を伴う場合は、水腎症の疑いがあります。
水腎症とは子宮が尿管を圧迫し、尿がうまく排出されなくなる病気のことです。
放置すれば腎臓に尿が溜まり、腫れあがることで激しい腰痛を伴います。
とはいえ、受診が必要なケースがどんな痛みなのか分からないと、我慢してしまう方は少なくないでしょう。
歩けないほどの強い痛みや、周期性がある場合は、医師または看護師に相談してください。
いつから始まる?妊娠初期の腰痛
個人差があるため一概にはいえませんが、早い人では生理予定日頃から腰痛を感じ始めます。
一方で、「生理予定日から1か月過ぎた頃から」「生理予定日の2週間後から」「妊娠2か月あたりから」といった声も。
腰痛が始まる時期は人それぞれであることが分かります。
また妊娠が進むと、お腹が大きくなるため、出産するまで腰痛に悩まされ続けることがほとんどです。
なかには、妊娠から出産するまで腰痛を一度も感じたことがない人もいます。
腰痛は妊娠中に現れやすい症状の一つですが、必ずなるわけではありません。
妊娠時の症状は個人差があるため、他の人と異なる部分があったとしても、それほど気にする必要はないでしょう。
妊娠初期の腰痛対策!6つの改善方法
妊娠初期の腰痛は生活に支障が出るほどではないものの、痛みが続くのでつらいでしょう。
精神的に落ち込みやすい時期でもあるため、少しでも症状を緩和できるように以下6つの改善方法を紹介します。
- マタニティマッサージやストレッチ
- コルセットや骨盤ベルトを着用する
- クッションや抱き枕を使って寝方を工夫
- 体を温める
- 軽い運動をする
- マタニティに特化した整体に通う
やり方やポイントを詳しく解説します。
気分転換になるものもあるので、ぜひチェックしてみてください。
マタニティマッサージやストレッチ
マッサージやストレッチは、腰周りのかたまった筋肉をほぐし、腰痛を緩和する効果が期待できます。
自宅で手軽にできるので、無理のない範囲で取り入れてみてください。
妊娠初期におすすめの腰痛緩和によいとされるストレッチ法を紹介します。
【開脚ストレッチ】
- 膝を伸ばした状態で床に座り、ゆっくりと両足を広げる
- 上半身を前に倒し、深呼吸をしながら戻る
- 上半身を右に倒し、深呼吸をしながら戻る
- 上半身を左に倒し、深呼吸をしながら戻る
- 2~4を3回ほど繰り返す
息を止めずにゆっくりおこなうのがポイントです。
また床に座る際は、クッションやヨガマットなどを敷いておくと体の冷え予防につながります。
マッサージに関しては、パパにやってもらうのがおすすめ。
コミュニケーション作りにも役立つので、一緒に取り組んでみるとよいでしょう。
さらに、マタニティマッサージを受けられる専門の施設もあります。
プロの施術を受けたい方におすすめです。
コルセットや骨盤ベルトを着用する
腰痛対策のアイテムとして便利なのがコルセットや骨盤ベルトです。
骨盤は妊娠初期からゆるみ始めるため、お腹が大きくなる前から使用しましょう。
骨盤がゆるみ過ぎるのを防ぎ、腰痛悪化を予防します。
また、腰周りの筋肉の負担を軽減し、腰痛の緩和にも役立つアイテムです。
ただし、コルセットや骨盤ベルトは正しく着用してこそ効果を実感できます。
間違って着用すれば、無意味なものになってしまう恐れが大きいです。
形や素材もバラエティ豊かなので、選び方や着用の仕方などは、助産師や看護師に相談しておくとよいでしょう。
クッションや抱き枕を使って寝方を工夫
仰向けに寝ると腰に負担をかけてしまい、腰痛を悪化させる恐れがあります。
就寝する際は、体の左側を下にして横向きで寝ると、腰にかかる負担が少ないので楽な姿勢で眠れるでしょう。
また、クッションや抱き枕を活用するのもおすすめです。
妊娠中はお腹に負担がかからないよう「シムス位」という寝方が推奨されています。
シムス位とは、妊娠中の睡眠を快適にできる寝姿勢のことです。
クッションや抱き枕は、このシムス位を保ちやすくしてくれるアイテム。
なかには、妊娠中から産後まで長く使える妊婦さん用の抱き枕もあります。
形や素材などはさまざまなので、自分に合うモノを選んでみてください。
体を温める
体が冷えると血管が収縮し、血流を悪くなりがちです。
血行不良により筋肉がかたまったり老廃物がたまったりすることで、腰痛につながる恐れがあります。
体を温めて血行不良を改善し、腰の痛み軽減につなげましょう。
体を温める方法としておすすめなのは、湯船にゆっくり浸かることです。
血行がよくなり、腰痛の緩和につながります。
お風呂はリラックス効果も期待できるので、入浴剤を入れて特別な時間を過ごすと気分をリフレッシュできるでしょう。
手軽に体を温めたいときには、カイロを活用した方法が有効です。
また同時に、体を冷やさない工夫もおこないましょう。
腹巻や靴下を活用したり、こまめな水分補給を心がけたり、食生活を見直すことで腰痛対策につながります。
軽い運動をする
軽い運動は血のめぐりをよくし、腰痛の改善につながります。
生活のなかに、腰周りの筋肉をほぐす運動を取り入れてみましょう。
例えば、椅子を使ったり寝転んだりしながらできる運動は、無理のない範囲で骨盤周りをほぐせます。
また、マタニティヨガやマタニティビクスなどを取り入れるのもおすすめです。
妊婦さんの体に合わせた運動をおこなうことができます。
気分をリフレッシュするのにも効果的なので、積極的に取り入れてみてください。
ただし、お腹に負担がかかる姿勢や激しい運動は控えるようにしましょう。
体調のすぐれないときは、運動ではなく休息することを心がけてください。
マタニティに特化した整体に通う
妊娠初期の腰痛対策として、マタニティ整体を利用するのも有効です。
マタニティ整体とは骨盤のゆがみを整えたり、かたくなった筋肉をほぐしたりすることで、妊娠中の辛い症状を緩和することを目的とした整体のことです。
バキバキと骨をならす通常の整体とは異なり、リラックスした状態でゆっくり施術されるのが特徴でしょう。
施術するのは妊婦さんの体を知り尽くした整体師です。
赤ちゃんに影響が出ないよう適度な刺激で施術するので、妊婦さんは安心して身をゆだねられます。
妊娠すると女性の体は目まぐるしく変化するため、セルフケアでは追いつかない部分があります。
プロの手を借りて腰痛を改善し、リラックスした状態でマタニティライフを送るのも一つの方法です。
稽留流産の危険!?妊娠初期の腰痛は流産のサインの場合も
稽留流産(けいりゅうりゅうざん)とは、子宮内で胎児が亡くなり、妊娠が継続できない状態のことをいいます。
主に、妊娠12週未満に起こる流産の一種。
兆候や症状がないところが特徴で、妊婦検診時の超音波検査で心拍が確認されないことをきっかけに初めて知るケースがほとんどです。
一方で、腰痛が稽留流産を知らせるサインになっている場合もあります。
我慢できないほどの強い痛み、さらには出血や下腹部の痛みを伴う場合は子宮内での異常を疑いましょう。
全妊娠のうち約15%が流産になるといわれているなか、流産そのものが珍しいわけではありません。
誰にでもあり得ることなので他人事とは思わず、すぐに病院を受診することをおすすめします。
妊娠初期のひどい腰痛はたけだ整骨院にご相談ください
妊娠初期はひどい腰痛に悩まされる方は多いでしょう。
「セルフケアをしてもなかなか改善しない」「とにかく早く治したい」という方は、ぜひマタニティ整体の豊富な経験をもつ「たけだ整骨院」をお尋ねください。
たけだ整体院では、これまで5万人を超える患者様の体の不調に寄り添いケアしてきました。
妊婦さんの施術実績も豊富なため、安心してお任せください。
たけだ整骨院には、以下のような特徴があります。
- 助産師が施術メニューを監修
- 国家資格取得者が施術
ひどい腰痛にお悩みの妊婦さんはぜひ一度たけだ整骨院にご相談ください。
助産師が施術メニューを監修
たけだ整骨院の施術メニューは助産師が監修したものです。助産師といえば、妊婦さんの体を知り尽くしたスペシャリスト。
赤ちゃんに負荷をかけずに、お母さんの体の不調を軽減します。
施術後は、マタニティライフでの悩みや不安などを助産師に相談することもできます。
産婦人科では他の患者さんも多く、気になることがあっても相談しにくいと感じている方は多いはずです。
気軽に相談できる環境は、多くの妊婦さんにとって心強い存在となるでしょう。
国家資格取得者が施術
妊婦さんの体はデリケートで、施術する際は細心の注意が必要です。
たけだ整骨院では国家資格取得者が施術を担当します。
確かな知識と経験を兼ね揃えているため、安心して治療を受けられます。
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まとめ
妊娠初期の腰痛は、比較的多くの妊婦さんが悩まされる症状の一つです。
主な原因にはホルモンバランスの影響や姿勢、体の冷えなどが挙げられます。
生活のなかにマッサージや骨盤ベルトを取り入れたり、寝方を工夫したりするなど、自分なりにできる腰痛対策をおこないましょう。
ひどい腰痛の場合は、セルフケアではなくマタニティ整体を受けることをおすすめします。
妊婦さんの体のケアに特化しているため、安心感があるうえに効果にも満足しやすいところが魅力です。
たけだ整骨院では、助産師が監修した施術メニューを受けられます。
腰痛でお悩みの方は、気軽にご相談ください。