妊婦は坐骨神経痛になりやすい!その原因と対処法、注意点を詳しく解説!
- 2022.12.26
- 2022.12.26
「妊娠中にお尻の痛みやしびれを感じる…」その症状、もしかしたら坐骨神経痛かもしれません。
実は坐骨神経痛は妊婦さんがなりやすい病気の一つと言われています。
今回は坐骨神経痛を引き起こす原因や症状を解説!
また、坐骨神経痛を予防する方法や、なってしまったときの対処法もあわせて紹介しているので、ぜひ参考にして痛みを和らげてください。
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妊婦は坐骨神経痛になりやすい!その原因は?
坐骨神経は腰から足の先までつながっており、何本もの神経が集まってできています。
その坐骨神経に沿って、腰やお尻、足などに痛みやしびれを感じるのが坐骨神経痛です。
坐骨神経痛は一般的に姿勢の悪さなどが原因で起こりますが、妊婦さんがかかる割合が高いと言われています。
妊娠しておなかが大きくなると、バランスを取るために反り腰の姿勢になる方が増えます。
すると腰の坐骨神経が圧迫され、坐骨神経痛になる可能性が高まるのです。
また、妊娠すると「リラキシン」という筋肉やじん帯をゆるめるホルモンが分泌されます。
リラキシンが骨盤をゆるめると、大きくなったおなかが骨盤や股関節に負担をかけるため、坐骨神経を圧迫しやすくなります。
妊婦の坐骨神経痛はいつまで?産後も注意
筋肉やじん帯をゆるめるホルモン「リラキシン」は、赤ちゃんが産道を通りやすくするために分泌されます。
リラキシンは妊娠初期から産後まで分泌が続くので、妊娠期間中〜産後まで坐骨神経痛になる可能性があると言えます。
また、リラキシンの分泌がなくなった産後も、骨盤や骨盤まわりの筋肉がゆるんだ状態だと坐骨神経痛を引き起こす可能性があります。
開いてしまった骨盤は自然に元に戻るわけではないので、産後の骨盤の開きを放っておくと坐骨神経痛になるリスクが高まります。
妊婦の坐骨神経痛の主な症状
妊娠中の坐骨神経痛は軽い症状から現れるケースが多いと言われています。
お尻の痛みやしびれから始まり、気がつくとどんどん症状が広がって悪化する場合もあります。
症状が悪化してくると、お尻だけでなく太ももやふくらはぎ、足まで痛みやしびれを感じることも。
ひどい場合は歩けなくなる方もいるので、お尻の痛みや違和感が続く場合は放っておかずに医師に相談することをおすすめします。
お尻が痛い!?妊婦の坐骨神経痛はちょっと違う!
一般的に坐骨神経痛は、姿勢の乱れや偏りによって坐骨神経を圧迫してしまうのが原因で起こります。
しかし、妊婦さんは妊娠中ならではの原因で坐骨神経痛を発症するケースも多いです。
たとえば、おなかのなかで赤ちゃんが成長して子宮が大きくなると、ほかの臓器が圧迫されることで下に落ちてくる「内臓下垂」の状態になりやすいと言われています。
臓器が下に落ちてくると骨盤が前に傾きやすくなるため、坐骨神経痛を発症する可能性が高まります。
また、妊娠や出産によって骨盤の一部である「仙腸関節」に負荷がかかると、坐骨神経痛になりやすいです。
妊婦さんは妊娠前よりも坐骨神経痛にかかるリスクが高いと言えます。
妊婦の坐骨神経痛を予防する方法6選
おなかが大きくなることによって坐骨神経痛を発症しやすい妊婦さんは、普段から坐骨神経痛にならないように予防する習慣をつけるのがおすすめです。
今回は6つの予防法を紹介するので、無理のない範囲で日常生活に取り入れてみてください。
- 腰やお尻に負担のない座り方をする
- 横向きで寝る
- 湯船に浸かって腰やお尻を温める
- 骨盤ベルトの着用
- 正しい姿勢を意識する
- 軽い運動をする
腰やお尻に負担のない座り方をする
おなかが大きくなると、体のバランスを取るために腰が反り、背中を丸めた姿勢になる方が多いです。
腰の負担を軽くするためには、高めの椅子に座ることがおすすめです。
またお尻が沈み込まないような椅子を選ぶと、お尻への負担も軽減できます。
自宅にある椅子を座りやすくするために、丸めたタオルを座面の後ろの方に置いて座るのもよいです。
床に座るときは正座やあぐらの姿勢をとると、腰や骨盤への負担を和らげることができます。
横向きで寝る
仰向けの姿勢はおなかが腰や骨盤、お尻を圧迫してしまうため、寝るときは横向きの姿勢がおすすめです。
体の左側を下にして横向きに寝て、右膝を床につけた状態の「シムスの体位」は、妊婦さんが楽に過ごせる姿勢と言われています。
難しい場合は、抱き枕などを活用すると楽にシムスの体位をとることができます。
湯船に浸かって腰やお尻を温める
腰やお尻を温めて血流を促すのも、坐骨神経痛を予防するために役立つと言われています。
湯船に浸かって下半身をしっかりと温めれば、血流を促し、筋肉をほぐすことができます。
ただし、妊娠中はのぼせやすくなる方もいるので、長湯は避けてぬるめの温度で入浴するのがおすすめです。
また、お尻の割れ目の上にある「仙骨」は、腰や下半身を温めるために役立つツボと言われています。
シャワーで仙骨を温めてから浴室を出ると、湯冷めしにくくなります。
骨盤ベルトの着用
骨盤ベルトは大きくなったおなかを支えるサポートをしてくれるため、坐骨神経への圧迫を軽減するのに役立ちます。
おなかが支えやすくなることで、腰への負担も軽減可能です。
また、骨盤ベルトは、妊娠・出産を経て開いた骨盤を元に戻すためにも役立ちます。
産後は開いた骨盤を放置すると、坐骨神経痛になるリスクが高まると言われているので、妊娠中だけでなく産後も骨盤ベルトを取り入れてみてください。
正しい姿勢を意識する
反り腰は坐骨神経痛の原因になるため、正しい姿勢を意識すると坐骨神経痛の予防につながります。
頭のてっぺんが天井から吊るされているようなイメージで立つと、正しい立ち姿勢を作りやすいと言われています。
おなかに軽く力を入れ、腰ではなく体幹で体を支えるようにすると、正しい姿勢が作りやすいです。
軽い運動をする
安定期に入って体調が落ち着いたら、軽い運動を取り入れるのがおすすめです。
妊娠中はリラキシンというホルモンの影響で筋肉がじん帯がゆるむため、ウォーキングやストレッチなどの運動を取り入れて筋肉をほぐしてみてください。
また、運動は血行促進にもつながります。
無理は禁物なので、医師などの専門家に相談し、無理のない範囲で運動を取り入れて運動不足を解消してください。
歩けない!妊婦が坐骨神経痛になってしまったら?
坐骨神経痛は放っておくと歩けなくなる方もいます。
もちろん歩けなくなる前に病院を受診するのが大事ですが、ほかにもできる対処法はあります。
今回はおすすめの対処法を4つ紹介するので、参考にしてみてください。
- ストレッチやマッサージをする
- 症状緩和のツボを押す
- マタニティ整体へ行く
- 無理に動かない
ストレッチやマッサージをする
お尻や足の筋肉をほぐすと、坐骨神経の痛みを和らげることができます。
開脚して前屈するストレッチは、腰やお尻、前ももなどを伸ばせるのでおすすめです。
- 開脚した状態で座り、右足の裏を左足の付け根につける
- おなかを圧迫しないように軽く上体を前に倒す
- 反対側の足も同様に行う
また「第二の心臓」と言われるふくらはぎのマッサージは、坐骨神経が通っている足をほぐし、全身の血行促進に役立つのでおすすめです。
両手で足首を持ち、膝裏に向かってほぐしたり、雑巾を絞るようにねじったりすることで筋肉がほぐれやすくなります。
妊娠中はふくらはぎがむくむ方も多いので、ぜひ取り入れてみてください。
症状緩和のツボを押す
体には無数のツボがありますが、なかには坐骨神経痛の症状が和らぐと言われるツボも存在します。
次の3つのツボはお尻や腰、足の痛みやしびれの緩和に役立つと言われているので、参考にしてみてください。
- 坐骨点(ざこつてん):お尻に力を入れたときにくぼんだ部分にあるツボ。股関節まわりの血行促進や、お尻の筋肉をほぐすのに役立つ
- 委中(いちゅう):ひざ裏の中央にあるツボ。足のしびれや張りの緩和に役立つ
- 承扶(しょうふ):お尻と太ももの間にあるツボ。股関節の動きを改善したり、お尻の痛みを和らげたりするのに役立つ
ツボ押しを行う際は、力を入れすぎず、やさしい力加減で押してください。
マタニティ整体へ行く
坐骨神経痛は、放っておくと悪化して最悪の場合歩けなくなる可能性もあります。
症状が悪化する前に、マタニティ整体でケアしてもらうのも一つの方法です。
エステやマッサージのお店では、仰向けの姿勢が難しい妊婦さんは施術を断られることもあります。
一方で、マタニティメニューがある整骨院や整体院なら、妊婦さんに配慮した施術を受けられます。
マタニティ整体では、押してはいけないツボを避けたり、楽な姿勢で施術を受けられたりなど妊婦さんの体を考慮した施術が可能です。
腰やお尻の痛みに悩んだときは、マタニティメニューがある整骨院や整体院を選ぶのを心がけてみてください。
北海道で30年以上も続く「たけだ整骨院」は、プロの技術と実績で信頼を得ています。妊婦さんに徹底的に寄り添ったマタニティメニューがあるので、お気軽にご相談ください。
無理に動かない
お尻や腰に痛みを感じたときは、坐骨神経に負担をかけないよう、無理に動かないようにするのも大切です。
坐骨神経痛の症状は悪化する場合もあれば、自然に快方に向かうケースもあります。
無理に動くことで坐骨神経を圧迫してしまう可能性があるので、注意が必要です。
とくに立ち仕事や重い荷物を運ぶ仕事は、パートナーや同僚にお願いして、できるだけ腰やお尻を休めるように心がけてください。
妊婦が坐骨神経痛になった時にやってはいけないこと
一般の方と妊婦さんでは、坐骨神経痛への対処法が違います。
妊娠してただでさえ体調が変化しているなか、「痛みを一刻も早く取り除きたい」と思うかもしれませんが、妊婦さんは注意です。
自己流で対処する前に、避けた方がいいことを覚えておく必要があります。
妊婦が刺激してはダメな場所をマッサージする
体への負担が大きい妊娠中はさまざまな場所に痛みやコリを感じるかもしれませんが、妊婦さんが刺激してはいけないツボが存在します。
なかには「堕胎のツボ」「子宮収縮を促すツボ」と言われるツボもあるので注意が必要です。
「痛みがある部分を何気なく押していたら、妊娠中に刺激してはいけない場所だった」というケースもあるのでツボ押しやマッサージを行うときは事前に調べたり、専門家に聞いたりするのがおすすめです。
テニスボールなどで強すぎる刺激を与える
腰痛を改善するために取り入れる人が多いテニスボールを使ったマッサージですが、刺激を与えすぎるのは避けてください。
凝り固まった筋肉をほぐすために力を入れすぎると、さらに硬くなってしまうケースがあるからです。
テニスボールで強い刺激を与えると一時的に痛みが楽になるかもしれませんが、逆効果になる可能性もあります。
やさしくマッサージすることを心がけてください。
市販の湿布を貼る
妊娠中に自己判断で薬を服用するのはNGと分かっていても、塗り薬や貼り薬は大丈夫と認識している方は少なくありません。
実は塗り薬や湿布薬に含まれている成分は、使用することによって体に吸収されます。
とくに市販の湿布薬に含まれる「非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)」などは、胎児に悪影響があると言われているので、自己判断で使用するのは避けてください。
飲み薬や塗り薬など、種類に関わらず薬を使用する場合は、必ず医師に相談することが重要です。
安心できるマタニティマッサージ・整体ならたけだ整骨院へご相談ください
北海道で30年以上続く「たけだ整骨院」では、マタニティマッサージを受けられます。
約5万人の患者様にご来院いただいた実績があるほか、マタニティの施術実績も豊富です。
- 助産師が施術メニューを監修
- 国家資格取得者が施術
上記の特徴を中心に、なぜ「たけだ整体院・整骨院」のマタニティ整体がおすすめなのかを紹介します。
助産師が施術メニューを監修
たけだ整骨院の大きな特徴は、整骨院に助産師がいることです。
マタニティメニューはすべて助産師が監修しているので、お母さんや赤ちゃんに負担がかからないよう、十分に考慮されています。
また、妊娠・出産・育児に関する不安や疑問も気軽に相談できるため、体も心もスッキリとした状態を目指すことができるのです。
国家資格取得者が施術
マタニティメニューをはじめ、たけだ整骨院の施術はすべて国家資格を持つスタッフが対応します。
「柔道整復師」「鍼灸師」の国家資格を保有するプロが施術を担当するため、安心して通えます。
マタニティメニューでは、次のような施術を行います。
- マタニティマッサージ:指圧マッサージやストレッチで、コリや体の歪みの解消を目指す
- マタニティ鍼灸:ツボを鍼やお灸で刺激し、冷えやむくみの解消を目指す
心にも体にも不調が出やすい妊娠期。
負担を軽減し、快適なマタニティ生活を送るためにも、プロの施術を検討してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
妊婦さんは、おなかが大きくなってくるとさまざまな部分に負担がかかります。
お尻や足を圧迫することで起こる坐骨神経痛も、身近な病気の一つです。
坐骨神経痛は妊娠初期から産後まで起こる可能性がある病気なので、妊婦さんは日頃から坐骨神経痛を予防する習慣をつけるのがおすすめ。
最悪の場合、歩けなくなるケースもあるため、違和感を覚えたら早めの対処が必要です。
マタニティメニューのある整骨院や整体院なら、お母さんや赤ちゃんに配慮した施術を受けられます。
大切なマタニティライフを快適に過ごせるよう、工夫してみてください。