肉離れの原因と対処法を詳しく解説!お風呂は入ってもいい?
- 2020.11.03
- 2022.08.09
肉離れは「スポーツ外傷」のひとつで、特にふくらはぎや太ももに起こりやすい怪我です。
普段からスポーツをしている方であれば、一度は耳にしたことがあるでしょう。
では、実際に肉離れが起きたらどのように対処すればいいのでしょうか?
当記事では、肉離れの原因や対処法について詳しく解説していきます。
自分自身が肉離れを起こしたときはもちろん、スポーツ仲間が肉離れしてしまったときにも役立つ情報をたくさん紹介するので、ぜひこの機会に、肉離れに関する知識を身につけていきましょう。
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肉離れの症状をチェック!
肉離れとは、スポーツ中の急激な動作によって起こる筋肉の断裂のことで、正式名称は「筋挫傷(きんざしょう)」と呼びます。
筋肉がある部分ならどこでも肉離れする可能性がありますが、特に起こりやすい部分はふくらはぎと太ももです。
肉離れが起こると、以下のような症状が現れます。
- 激しい痛み
- 腫れや凹み
- 内出血
肉離れが起こると激しい痛みに襲われ、運動を続けられなくなります。
また、筋肉の断裂時に「ブチッ」という音が聞こえる場合もあります。
ふくらはぎがつると肉離れは同じ症状?
ふくらはぎがつると激しい痛みを伴うため、肉離れと勘違いする方もいるかと思います。
しかし、ふくらはぎがつることと肉離れは別物です。
肉離れ
- 急激な動作によって起こる「筋肉の断裂」
- 患部に力が入らなくなる
ふくらはぎがつる
- 脱水症状や筋肉疲労によって起こる「筋肉のけいれん」
- 筋肉が過剰に収縮するため力を抜くことができない
ふくらはぎに激しい痛みが起きた場合は、力が入るかどうかでどちらの疾患か判断するとよいでしょう。
痛いが歩ける場合は肉離れしていない?
肉離れの程度によっては、痛みを感じながらも歩ける場合や自覚症状がない場合もあります。
そのため、症状が似ている疾患と間違えてしまうこともあるでしょう。
肉離れと似ている疾患には、以下のようなものがあげられます。
- 筋膜炎:筋肉の使い過ぎにより、膜が硬くなって炎症を起こす疾患
- 筋挫傷:打撲など外部からの刺激で筋肉が損傷する疾患
「歩けるから大丈夫」と勝手に判断せず、整骨院や整形外科などを受診するようにしましょう。
肉離れの原因
肉離れは、筋肉の強い収縮や過度な伸長によって起こる「筋肉の断裂」です。
肉離れが起こる原因には、以下のようなものがあげられます。
- 急な動きをしたとき
- 筋肉疲労が蓄積されているとき
- 運動前のウォームアップが不十分なとき
- 水分不足によって筋肉の柔軟性が失われているとき
それぞれの原因について、さらに詳しく見ていきましょう。
ふくらはぎと太ももが肉離れしやすい?その理由は?
ふくらはぎや太ももが肉離れしやすい理由としては、スポーツ中に起こりやすいことが大きな要因になるでしょう。
スポーツ中は急な動くことが多いため、筋肉の状態によっては肉離れを起こします。
さらにスポーツによる肉離れは、下半身の筋肉に起こることが多いとされています。特に肉離れしやすい筋肉は、以下のとおりです。
- ハムストリングス(太もも裏の筋肉)
- 大腿四頭筋(太もも前面の筋肉)
- 内転筋(内ももの筋肉)
- 腓腹筋(ふくらはぎの筋肉)
肉離れする筋肉は、動き方によって異なります。
たとえば、ジャンプならふくらはぎの筋肉の側面(腓腹筋内側頭)、急なダッシュをしたときは太もも裏の筋肉(ハムストリングス)が肉離れしやすくなります。
また、冬場は気温が低いため筋肉が収縮しやすくなります。
ウォームアップ不足や筋肉疲労の蓄積により肉離れが起こりやすくなるため、より注意が必要です。
水分不足が原因
水分不足も、肉離れを起こしやすい大きな要因です。
体内の水分が不足すると、筋肉に十分な水分を届けることができず、水分不足になった筋肉は柔軟性を失い、硬くなります。
その状態で急な動きをすると、筋肉の強い収縮や過度な伸長が起こり肉離れが生じるのです。
日頃から水分摂取量を意識して、筋肉に十分な水分を行き渡せられるようにしましょう。
応急処置
肉離れの回復を早めるためには、正しい応急処置が重要で、肉離れには「RICE処置」という方法を用います。
打撲や捻挫の応急処置としても活用できる基本的な方法です。
RICE処置は、以下の4つの手順でおこないます。
- 安静(Rest):
患部をむやみに動かさないよう、タオルや添え木などを当てて固定 - 冷却(Icing):
患部を氷などで冷やし、体温を下げて痛みを抑える - 圧迫(Compression):
患部にテープなどを巻いて圧迫し、腫れや内出血を抑える - 挙上(Elevation):
患部を心臓より高い位置に保ち、腫れを防ぐ
肉離れの応急処置には注意点もあります。以下で詳しく見ていきましょう。
冷や際の注意点とは
患部を冷やすことは効果的ですが、冷やしすぎると凍傷になる恐れがあるため、冷却時間は20~30分を目安におこないましょう。
20~30分経ったら冷却を一旦やめて、痛みの度合いを確かめ、痛みが続くようなら、再び冷却をして様子を見ましょう。
また、患部をピンポイントで冷やせるよう、氷や氷水はビニール袋に入れてください。
冷たすぎる場合は、タオルなどでくるんで調整すると良いでしょう。
お風呂は入っていい?
血流が良くなり、症状を悪化させる恐れがあるため、肉離れを起こした場合は、湯船に浸かることは控えましょう。
お風呂に入りたい場合はシャワーのみにし、なるべく患部を温めないように注意してください。
同様に、飲酒も血流を促す行為であり、内出血量が増えると、大きな血のしこりができる恐れもあります。
肉離れをした当日はもちろん、しばらくの間は患部を温める入浴や飲酒は控えてください。
湿布の効果的な使い方
肉離れの症状を和らげるために、湿布を貼ることもおすすめです。
消炎鎮痛剤などの成分が直接患部に届くので、痛みや腫れを抑えることができます。
ただし、温感湿布は患部を温めてしまい、症状が悪化する恐れがあるため、肉離れには必ず冷感湿布を使用しましょう。
冷感湿布と温感湿布の効果の違いを覚えておくと役立つでしょう。
冷感湿布
- 効果:患部を冷まして炎症や腫れを抑える
- 用途:急激な痛みや腫れがあるときに使用(肉離れ・打撲・捻挫など)
温感湿布
- 効果:患部を温めて痛みを抑える
- 用途:血行不良による痛みや筋肉が固まっているときに使用(慢性的な腰痛や肩こりなど)
湿布が剥がれやすい場合は、テープなどで固定し、湿布で皮膚がかぶれた場合は、使用を中止してください。
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まとめ
- 肉離れは、筋肉の強い収縮や過度な伸長によって起こる「筋肉の断裂」
- スポーツ外傷のひとつで、特にふくらはぎや太ももに起こりやすい
- 激しい痛みや腫れが主な症状で、患部に力が入らなくなることが特徴
- 肉離れは「RICE処置」で応急処置をおこなう
- 患部をあたためる行為は禁止!症状が悪化する恐れがある
肉離れは、筋肉が断裂した状態です。応急処置や治療を怠ると、回復までに時間がかかったり再発する恐れがあります。
「歩けるから大丈夫」と勝手に判断せずに、整骨院などを受診するようにしましょう。
正しい応急処置と適切な治療が、早期回復への近道です!
肉離れでお悩みの方は、外傷治療を得意とする「たけだ整骨院」にお気軽にご相談くださいね。